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1 元気すぎる夜のおさんぽ

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1 元気すぎる夜のおさんぽ

生活リズムは 些細な事で変化してしまうものだな

あれは 少し蒸し暑かった夜 20時頃だったか?
自分は何気なく2歳になった息子を連れ夜の散歩に出かけた

息子は いつも寝る時間が遅く そのことが気になっていた自分は
少し歩いて疲れれば 早く寝るんじゃないかと軽い気持ちで息子を夜の散歩に連れ出したのだ


外は風が多少 吹いていて涼しく気持ちが良かった
息子は夜の暗さに包まれた道を歩くのが 物珍しいのかキョロキョロと周りを見ながら歩く
自分は息子の左手に右手の人差し指を握られながら 息子の歩くスピードに合わせゆっくりと歩いた

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T字路や十字路につくと自分は息子に「どっちに行く?」と聞く
すると息子は しばし考え迷いながらも「あっち」と行きたい方を指差す
目的地や目標がある散歩ではない
息子の行きたい方へと気ままに歩いた
どうやら息子は 昼に遊んだり嫁と歩いた道を選んで進んでいるようだ

そんな風に適当に散歩をしていたら
息子が自分に両腕を広げ「がっこ」と言ってきた
歩くのに飽きたのか疲れたのかは分からないが 自分は しょうがなく息子を抱き上げ抱っこする
息子の体重は11キロだ はっきり言って重い
ギックリ腰が完治せず 常に腰の辺りに痛みがくすぶっている自分には抱っこをして歩くのは辛い
そのまま息子を抱っこしながら早々に家に帰り夜の散歩を終了した
家を出てから40分は経過していた

思ったよりも時間がかかり腰も痛み疲れたが 夏の夜の景色を見ながら歩くのは楽しかった
息子も十分 楽しみ心地よく疲れたのか いつもよりも早い寝つきだった

夜の散歩も たまには良いもんだなと感じた日だった

次の日の夜

自分が後味の悪い発泡酒を飲みながら晩御飯を家族3人で食べていた時の事だ
一足早く晩御飯を食べ終えた息子が

正確には食べ飽きただ 出された物を全部 食べると言う習慣が まだ身についていないので 食事が残っていても途中で遊び始める が

自分の右手の人差し指を掴み 「いこう」と言ってきた
自分は まだ晩御飯を食べてる途中なので 当然 断る
だが 2歳の息子に断られた理由が分かる訳もなく 強引に人差し指を引っ張りながら泣き叫ぶ

しょうがないので自分は残っていた晩御飯を急いで食べ 息子に引っ張られながら玄関へと行った
息子は お気に入りの長靴を履き 嬉しそうに夜の散歩をする準備を整えた
自分は内心 面倒くさいと感じていた この時間は くつろいでいたいのだ
だが 昨日 夜の散歩をしたのに今日は しないと言うのは自分の勝手な都合でしかない
息子は悪くない

こうして自分と息子は 夜の散歩へと繰り出した

昨日と同じように「どっちに行く?」と聞きながら歩いたのだが 息子の選んだルートは昨日と同じだった

同じように歩き同じように時間をかけ夜の散歩をして家に帰った

さらに次の日

当然の如く 息子は晩御飯を食べている自分に「いこう」と言ってきた
自分が気まぐれにした夜の散歩が息子にとって楽しみの1つとなり生活リズムの1部になってしまったのだ

自分には息子に今日は夜の散歩は出来ないと納得させられるほどの理由が見つからない
しかたないので 夜の散歩へと出かける

そして また同じように夜の散歩をして家に戻る
家に戻った自分が居間でくつろごうと横になった時に 息子が「いこう」と言ってきた

「え?! 今 散歩したばかりだぞ!!」

そんな自分の驚きも気にせずに息子は2回目の夜の散歩をせがんでくる
自分は嫌々ながら息子と2回目の夜の散歩をした

2回目の夜の散歩を終えた自分は疲れ切っていた
それも当然だ
2回目の散歩は 息子が疲れたのか 歩こうとしないのだ そのせいで半分以上が抱っこしてでの散歩になった

自分は早々と寝ることにして寝室へと向かう
その姿を見つけた息子が「いこう」と言ってきた

ここまでくると もうホラーである
息子は何かに取りつかれたのでは?とさえ感じてしまう

「いこう」「いこう」と騒ぐ息子

さすがに自分もキレた

息子に近寄り 息子の手を掴むと自分は そのまま 3回目の夜の散歩へと向かった
分かった もう好きにしろ 行きたいなら何回でも散歩してやる
これは勝負だ 父と子の 男と男のな!!
自分は散歩をすればするほど痛む腰を気にしながら夜の散歩をする
3回目の夜の散歩は最悪だった
息子が一切歩かない
家を出てから ずっーと自分が抱っこしている
息子は抱っこされながら 「あっち」と指示を出し自分は それに従い歩く
指示と違う方向に歩くと泣くのだから 困った司令官である

何だかんだで夜の散歩を終え家に戻る
息子は4回目の夜の散歩を催促することなく眠りについた

そして夜の散歩が習慣になった

息子は毎夜 「いこう」と言い 自分は渋々 夜の散歩に付き合う
前のように2回3回と続けて夜の散歩をすることはなかったが 夜の散歩にかかる時間が長くなってきた

毎夜 同じルートを歩く息子が道に慣れてしまい 所々で遊び始めるのだ
そのせいで時間がかかる 今や1時間をかけての夜の散歩になっていた

そんなことを1週間ほど続けた自分の身体は 1日の疲れを癒すことができずに疲労が蓄積していくのが はっきりと感じられるぐらい疲れてきていた
そのことが自分の心配の種にもなっていた

そして それ以上に
夜の20時台の人けも少ない静かな時間帯に 子供ましてや2歳児の子供と手を繋いで歩く姿は 非日常であり奇異である
そのせいで 自分と息子は この町の都市伝説の1つに数えられてしまうのではないかと心配に
なってきていたのだ


しかし そんなダディの心配をするでもなく息子は夜になると「いこう」と言う

今夜も やはり行くのか……と落胆しながら重い腰をあげる

外に出て手を繋ぎ歩き出す
自分は ふと コンビニでビールを買おうと思い立った
その日の夜は 家に酒類の買い置きが無かったため飲酒をしてない
夜の散歩が終わったら ビールを飲もうと思ったのだ

それに自分は息子と歩く同じルートの散歩に飽きていた
たまにはルートを変えた方が息子の刺激になり 散歩の時間が短くなるかも知れないと淡い期待もあった

これが夜のおさんぽ 第二ラウンドの始まりであった

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