軽い内容かつスピード重視の薄っぺらなブログ
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そんな風に思う時がある
毎日 仕事をして帰ってくる 休みの日に些細な用事を済ませ後はダラダラ過ごす
繰り返し
そんな人生の中でも この手に何か掴めたような手ごたえを感じる時がある
それは 蜘蛛の糸のように細く たぐりよせることも難しい糸に近いもの
でも それを 手に掴んだ それを 切れることなく引き寄せる事が出来たなら何か変わるんじゃないかと思えるもの
しかし結局は自ら手放してしまう
日々が 日常が それを掴み続けることを諦めさせてしまう
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セリグマンの犬
二匹の犬を使った実験
犬に電気刺激を与える
Aの犬にはスイッチを押すと電気が止まる
Bの犬はスイッチを押しても電気が止まらない
Aの犬は学習をしてスイッチを押して電気を止めることを覚えた
Bの犬はスイッチを押しても電気が止まらないので何もしなくなった
次に Aの犬 Bの犬を違う装置の所に連れて行く
床に電気が流れる
Aの犬は柵を飛び越え電気から逃れた
Bの犬は電気を浴び続けた 柵を越えれば電気から逃れるのに何もしなかった
Bの犬が かわいそうなどと言えるだろうか?
これは無力感は学習にて起こると言う実験である
自分も そうなのかも知れない
頑張って努力して試行錯誤をしても良い結果が得れないなら
何をしても無駄だと思ってしまう
そんな事は仕事場でも人間関係でも起こる 日常では当たり前のことかも知れない
でも そのせいで無力感に染まっている
それが掴んだものを手放すことへと繋がっているかも知れない
漠然とした不安感
無駄に時間が過ぎて行く焦燥感
思い通り行かなかった挫折感
失ってしまったものへの喪失感
それら全てを含んだ絶望感
掴んだものに意味はない それだけでは意味をなさない
掴んだものの先にあるもの それに意味がある
ただ それが どんなものかは 今は分からない
それ以前に そこに繋がる糸を手放してしまってはいけない
分っているが日々に疲れた自分には それを掴み続ける力が無い
そんな思いを胸に 「最近 疲れちゃって駄目だ」と嫁に言い続けていたら
嫁が「私 決めた 来月からは週3だけ働けば そして 次の月から12月まで仕事しなくてもいいわよ 貯金を崩して生活するから」と言う答えを導き出した
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そんな事を考えたのは 今年も花見をしようと誘われて ふと思いついただけなのだが
桜は出会いと別れの時期に咲く だから当然と言えばそうなのかも知れない
入学式などに見る桜
同じ桜の木であるのに見る状況や心境で心に残るイメージが変わるものだが
去年の花見で見た あの桜は別れの桜だと自分は思う
そして今年も その桜の周りで花見をするようだ
そのあとで誰かが別れを告げるようなら あの桜は別れの桜なのだと別れを彩り別れと共に心に記憶される桜なのだと自分は確信する
こんな事を思うのも春が近づきつつある陽気のせいなのだろう
将来について本気で考えなければならない状況
自分が 今後どう生きるかの瀬戸際
ラストチャンスなのか 最後の足掻きか
どちらにせよ 選択の時期
本来なら もっと早くに決めとくべき事を後回しにしたせいで不安と迷いに悩まされる
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その箱庭は人によって広さが違う
でも皆 その箱庭に何かの種を植え 何かの苗を植え生きて行く
それは夢であったり将来への備えであったり 人それぞれだろう
植えた何かが花開くように 育ち安定するように 若い時から自らの箱庭に種を蒔く
放置せずに雑草が多いつくし荒れないように面倒でも手入れをしていく
たぶん
自分の箱庭は狭いだろう 日もろくに当たらない
若い頃に 人と付き合い どこかに出かけ場所と付き合い 地域と付き合い 文化と付き合い 経済や社会 遊びとも付き合い 様々な感情と付き合い 色んな体験と付き合う
そうゆうものが結果 箱庭を広げ日当たりを良くするのだろう
それらのものから目をそむけ逃げつづけた今が この狭く日も当たらない箱庭
でも それでも
自分の箱庭が荒廃し草木も育たない枯れた箱庭だとは自分は思わない
雑草が箱庭を覆っていても
今 頑張って雑草を抜けば 何かを植えるスペースが出来るだろう
もう 遅いのかも知れない 手遅れかも知れない 間に合わない
だけど
今しかないと思う
種を植えても咲かない 苗を植えても枯れる
そうなる可能性の方が大きい その後は ただ狭く暗く湿った何もない箱庭が残るだけになるだろう
次は仕事を進められ 結婚を勧められる
今は家を買う事を進められている その後は介護か?墓か?
家を買う事は大きな木を箱庭に植える事だ
自分の狭い箱庭に大きな木を植えたら他に何かを植えるスペースは無いだろう
無理やりに残ったスペースに種を植えても養分を大きな木に取られ育たない
家は財産だ 賃貸の家賃を払うなら家のローンを払う方が良い
確かに その通りだし そう すべきなのだろう
若いうちは前を向き前に向かって進んでいく
しかし ある程度の年齢に来たのなら
その場に立ち止まり 上を高みを目指して行くべきなのだろう
分かっている 分かっているのだが
大きな木だけで満足してしまいそうな それ以外を諦めてしまうような思いにかられる
自分の箱庭なのだから 自分の好きな花の種を植えたい
出来るだけ多くの種を 下手な鉄砲 数 撃ちゃ当たるではないけど
そのために箱庭のスペースを確保しておきたい
時期も過ぎ遅い種まきだが
いつか
その中の種のひとつが 将来 小さな花を咲かせるように
今が ラストチャンス そして最後の足掻き
もし
あの人に こんな事を話したなら あの人は こう言うだろう
「大きな木を自分の箱庭に植えたら スペースが無くて好きな種を植えられない?!
バカじゃないの?
その時は 私が大きな植木鉢を買ってあげるわ そこに好きな種を植えなさいよ!
たまに 私も世話してあげるわよ 気が向いたらね」と