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2 元気すぎる夜のおさんぽ

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2 元気すぎる夜のおさんぽ

毎夜 息子にせがまれる夜の散歩
嫌々ながらも それに付き合い夜の散歩をしていたが
1時間かかる散歩に疲れてきた それに同じ道を歩くのにも飽きた

今回は 散歩がてら買い物をしてみようと自分は考えた
いつもと違う道を歩けば
息子も気がまぎれ短い時間での散歩に満足するのでは と自分は思ったのだった……


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そして夜のコンビニへと自分と息子は入る

店内に入ると同時に 息子は繋いでいた手を振りほどき 一目散に買い物カゴを手にした
そして 買い物カゴを手にしたまま缶ビールが置いてある冷蔵庫の前へと駆け出す
冷蔵庫の前に着くと息子は「ビア!ビア!」と言いながら缶ビールを指差した

説明しよう

ビアとは 息子が生ビール中ジョッキ 缶ビール 発泡酒 缶酎ハイそれら全てを含めて言う呼称である

ダディが外食時に生ビール中ジョッキを飲み 風呂上りに缶ビールや発泡酒 缶酎ハイを飲んでいるのを知った息子は それら全てをビールと言う名前だと息子なりに解釈したのだ
ただビールと言う発音が出来ないのでビアと呼んでいる

最近ではダディの風呂上りに 何も言っていないのに冷蔵庫からビアを持って来てくれる
そんなダディ思いの息子は缶ビールを見ると条件反射で手にしダディにあげようとするのだ



冷蔵庫の前で「ビア!ビア!」と騒ぐ息子に追いついた自分は息子を抱え上げ冷蔵庫の扉を開ける
すると息子は少し考えてから おもむろに缶ビールを取り出しカゴに入れた
息子が選んだのは500ミリリットルのロング缶だった
自分としては350ミリリットルで十分なのだが 選んでくれたんだから文句は言えない

冷蔵庫を閉め息子を下す
息子はレジに向かい歩き出したが 途中で振り向き こちらに手を差し出しながら「キー」と言った
最初 何を言っているのか理解できなかったが どうやら息子は お金の事を「キー」と呼んでるらしい


家の玄関にある靴箱の上に小銭を入れとく小さな箱があり そこに小銭だけではなく家の鍵と車の鍵も無造作に放り込んでいる
出掛ける時は「車のキー 持っていくよ」とか「家のカ 持った?」などと嫁と話をするために 小銭とキーが息子の中で混合されてしまったのではないかと推測される


自分が500円を手渡すと息子は嬉しそうにレジに向かい走り出す
レジにいたのは 若い女性店員だ 高校生のアルバイトだろう
息子は その女子高生店員さんに手にしている500円玉を一生懸命に手渡そうとする

まだ小さい息子の姿は
レジから見ている女子高生店員さんからは 差し出している手と頭の一部が見えるくらいだろう
女子高生店員さんは笑顔で息子の500円玉を受け取ってくれた
息子は満足したのか買い物カゴを持ったまま外に向かう
自分は慌てて引き止め買い物カゴをレジの上に乗せた

会計が済むと女子高生店員さんがロング缶のビールをビニール袋に入れる
すると息子が「うー」と言いながら手を差し出し 俺が持ってやるよアピールをするので
息子の右腕に袋をかけてあげる

息子は女子高生店員さんに 聞こえるか分からないぐらい小さな声で「ばいばい」と言い手をふる
女子高生店員さんも手をふってくれた


自分は右手の人差し指を息子に握らせコンビニを出る


ちなみに これは春先ぐらいに撮った写真

自分と息子はコンビニの駐車場を車の邪魔にならないように大きく迂回して歩いた
駐車場を出ると息子が「おもいと小さく呟く
自分が袋を受け取ろうと手を出すと息子は両手を自分に差し出し「がっこ」と言った

家を出てから10分もたっていないのに早くも抱っこをしないといけないのか!!と思いながら自分は息子を抱き上げる
コンビニは国道に面しているから抱っこをしていたほうが無難なのは確かだ
夜の国道は 飛ばして走る車が多い
息子が繋いでいる手を振りほどき走り出したら危ない

二歳児の足の速さを舐めてはいけない

走り出した息子に追いつくには38歳フルダッシュが必要なほどだ
永遠の26歳であるマリオとルイージの年齢を とうの昔に超えてしまっている自分には辛い所業だ

自分は息子を抱っこしながら 息子に気づかれないように家への道を歩き出した
この夜の散歩コースは今日が初めて歩く道なので息子には家へ向かっていると分からないはずだ

自分が家へと歩き出していると 踏切が閉まる甲高い音が聞こえて来た
そして そのすぐ後に電車が走る音が聞こえた
息子も その音に気付く
途端 抱っこされながら暴れ出す息子!!
住んでいる所から駅まで5分ほどで行けるため 昼は嫁と散歩をしながら電車を見に行く事が多い息子
そのせいか息子は何よりも 電車ラブなのだ

駅と言うと東京駅や新宿駅を思う人もいるかも知れないが ここは地方のローカル線の駅だ
田舎の何もない無人駅ほど閑散と寂れているわけじゃない
ちゃんと自動改札もあり それなりの利用客数もある

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息子は電車を見に行きたくなり駅へ行こうと暴れているのだ
仕方なく 自分は国道を外れ駅へと続く 通称カラー道路に行く
このカラー道路は 黄色や赤色のタイルが敷き詰められた道だ
歩行者優先道路であり車やバイクは通行禁止
それが駅から真っ直ぐに街を分断する形で続いている

カラー道路で息子をおろす
息子は手を繋ぐのを拒否して勝手気ままに走り出した
夜の人けが少ない時間とは言え 駅の方からは家路を急ぐ人達が来る
自転車で帰る人もおり ぶつかる恐れがある



アリさんを見つけ観察する息子 この後 まさかの行動 アリさんを踏み潰す

自分は息子を捕まえ強制的に手を繋ぎ駅へと向かった
駅へ来ると息子の中で 電車を見るスポットが決まっているらしく握っている手を引き そちらへと案内された

そこは歯医者さんの駐車場だった
夜なので車は一台も止まっていない 当然 歯医者さんも閉まっている
すぐ横を線路があり踏切もある

息子と2人で待っていると
踏切がカンカンと大きな音を出しながら遮断機を下し始めた
息子は「ガッシャンって ガッシャンって」と言いながら大喜びする

しばらくすると上り列車が大きな音と風を巻き起こしながら目の前を通過した
そして すぐさま下り列車が通過していった
2両編成だ あっという間に目の前を通り過ぎる

電車も見たし帰ろうとする自分に 息子は「もおっかい もおっかい」とおねだりする
自分はブロック塀に腰かけ待つ事にした
座っている分には そこまで疲れない
息子は線路を見ながら立っている
電車が今 来たばかりなので 次の電車が来るのには時間がかかりそうだなと思いながら自分は線路を見続ける息子を見る

待っていると遠くの方からカンカンと踏切が閉まる音が聞こえて来た
どうやら この時間帯は10分間隔で運行しているようだ
線路の先に電車のライトが小さく見えて来た
目の前の踏切も音を出し遮断機が下りた
息子は「また また」と言う また来たと言う意味だろう

そして電車は先ほどと同じように通り過ぎていった
遮断機が上がり夜の静けさが戻る
自分は息子に「帰ろ」と言うと息子は素直に従い手を繋ぎ歩き出した
駅から来る人の間を抜け家へと向かう

駅の前を歩きカラー道路まで戻ると息子が走り出そうとするので抱っこして帰る事にした
息子は大人しく抱っこされながら家まで帰る

家を出てから50分ほどの夜の散歩になった

このルートで夜の散歩をするぐらいなら 前に散歩したルートの方が楽かも知れないと自分は感じた
明日 息子と夜の散歩をする時は このコンビニ 駅ルートは止めようと自分は強く思ったのだ

だが親の心 子知らずである 

つづく

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